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Postfix からGmailでメール送信する方法

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今回はPostfixからGmailを使ってメールを送信する方法を紹介します。

Postfixからリレー先をGoogleのSMTPサーバを指定してメールを送信する方法です。

Postfix からGmailでメール送信する

バックアップやインフラ回りの簡単な処理の通知でメールを送信したいけどてきとーに設定するとどっかのセキュリティサービスではじかれたり、通知用の認証情報をかんたんに発行してもらえない、、、とかいったときに、とりあえずインターネットに出ることができればメール通知することができます。ただ、会社で使うときはちゃんと了承を得てくださいね。

SASL認証用パッケージインストール

まずは必要なパッケージをインストールします。cyrus-sasl はPostfixのSMTP認証に必要なライブラリで、サイラス サスルと呼ばれます。PostfixではこのSASL認証を使って認証を行うため必要です。

 

以下がインストールされたパッケージと、サービスとしても追加されていることを確認できる。起動と自動起動してしまいます。

 

Postfix 設定

インストールされていなければインストールします。以下を実行して何もでてこなければ 「yum install postfix」しましょう。

 

まずは基本設定から。main.cf を編集します。以下がデフォルトからの変更点。postconf コマンドは、引数に渡したパラメータの設定値を返してくれるので設定を確認したいときに便利。

ちなみに、オプション「-d」でデフォルトの設定を確認できる。ずらずらっと表示されるのでgrepか more/less 推奨です。

 

次にSASL認証とTLSの設定(今回はSTARTTLS)を使用します。設定ファイルの一番下あたりに追記しておく。

 

password_mapの作成をします。SMTPサーバの [](かっこ)の有無は main.cf の relayhost の項目に記載した書き方と同じにする必要がある。

 

password_mapをハッシュ化します。以下を実行後に「relay_password.db」ファイルが生成されていることを確認する。

 

Postfixを起動して、自動起動するように設定しておく。

 

ここまでで、サーバ側の設定は完了。次にGmailアカウント側での設定をする必要がある。これではまった。。。Gmailのセキュリティ強化の設定で「安全性の低いアプリによるアカウントの使用を許可する」か否かの設定が存在する。この許可の設定が有効になっていないと送信することができない。

 

送信テスト

mail コマンドをインストールします。

実際にメールを送信してみます。

うまくいかないときはログを確認してみましょう。うまく送信できていれば以下ログの下から2行目のように「status=sent」と表示されます。

 

まとめ

思いのほか簡単にGmailからメール送信することができました。毎日のバックアップの通知などで比較的簡単に導入できるのでおすすめです。

↓↓↓ 持っていると便利な一冊。

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