Redmine からの通知に Gmail を利用する設定を紹介します。
自分に関連するチケットの発行や更新などがあった際に通知メールを受け取る場合には、Redmine の設定ファイルにてメールサーバなどを指定する必要があります。
社内などイントラの環境にサーバがある場合は、hostname.local なんかでも良いと思いますが、グローバルに存在する場合などちゃんとしたアドレスを使用しないといけないシチュエーションがあるかと思いますので、備忘録として残しておきます。
設定方法
それでは、設定の手順を記載していきます。
準備
まずは、Gmail アカウントを作成しましょう。既にあるものを使用する場合は飛ばして下さい。
設定ファイルの作成
対象の設定ファイルは以下です。
/var/lib/redmine/config/configuration.yml
※ /var/lib/redmine は環境に応じて変更
※ configuration.yml.example というファイルがあるので、コピーして使えます。
以下のように設定することで、Gmail を使用することができるようになります。
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production: email_delivery: delivery_method: :smtp smtp_settings: enable_starttls_auto: true address: "smtp.gmail.com" port: 587 domain: "smtp.gmail.com" authentication: :plain user_name: "xxxx@gmail.com" password: "xxxpassword" |
変更するところは以下の2点です。
・ user_name にGmail アカウント(メールアドレス)を指定します。
・ password にGmail アカウントのパスワードを指定します。
他の項目については上記の通りで問題ありません。
Redmine(Web)での設定
この後はWebからの設定を行います。
Redmine に管理者アカウントでログインして、管理 → 設定 → メール通知 にて、設定ファイルに指定した Gmail アドレスを指定します。
期待通りに送信されるか確認するために、ページ下部に テストメールを送信 という箇所をクリックすると指定した Gmail アカウントからログインしているユーザのメールアドレス宛てにメールが送信されます。
おまけ
設定当初は問題なく送信されていたものの、しばらく期間が経過すると送信できなくなってしまうという事象が発生する場合は、Gmail 側で明示的に許可を行う必要があるかもしれない。
その場合は、Gmail にログインして、安全性の低いアプリの許可 という項目を 許可 すると送信できるようになると思います。
以上です。
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