AmazonLinux2 でディスクを拡張する手順を残しておきます。
AmazonLinux2でディスクサイズを拡張する
拡張前の状態確認
まずは、変更前の状態を確認します。
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[root@pig-log ~]# lsblk NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINT xvda 202:0 0 10G 0 disk └xvda1 202:1 0 10G 0 part / [root@pig-log ~]# df -hT ファイルシス タイプ サイズ 使用 残り 使用% マウント位置 devtmpfs devtmpfs 474M 0 474M 0% /dev tmpfs tmpfs 492M 0 492M 0% /dev/shm tmpfs tmpfs 492M 408K 492M 1% /run tmpfs tmpfs 492M 0 492M 0% /sys/fs/cgroup /dev/xvda1 xfs 10G 1.5G 8.6G 15% / tmpfs tmpfs 99M 0 99M 0% /run/user/1001 |
/ パーティションが10GBで構成されています。これを無料利用枠の30GBまで拡張したいと思います。
マネジメントコンソールでサイズ拡張
マネジメントコンソールにログイン後、EC2ダッシュボードの左ペインから ボリューム を開き、対象のボリュームを選択 > アクション > ボリュームの変更 をクリックします。
サイズ の箇所に拡張したいサイズを入力して、変更をクリックします。無料利用枠の30GBにするつもりでしたが、もしかして課金が発生してしまうのでは・・・という恐怖に駆られて 29GB を選択するという小心具合です。。。
確認画面で、はい をクリックします。記載があるようにボリュームでOSファイルシステムを拡張することが必要です。このあとの手順で説明しますね。
ダッシュボードでの作業は以上です。
ファイルシステム拡張
以下、拡張後の 29GB が認識されているが、ファイルシステムとしてはまだ 10GB のまま。
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[root@pig-log ~]# lsblk NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINT xvda 202:0 0 29G 0 disk └xvda1 202:1 0 10G 0 part / |
上記と次の作業の説明をすると、ルートボリュームである /dev/xvda には、パーティション/dev/xvda1 が存在していて、ルートボリュームでは拡張後の29GBが認識されているが、パーティションは10GBのままなので、ファイルシステムを拡張する前にパーティションを拡張する必要がある。
なので、まずパーティションを拡張します。
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[root@pig-log ~]# growpart /dev/xvda 1 CHANGED: partition=1 start=4096 old: size=20967391 end=20971487 new: size=60813279 end=60817375 |
問題なさそうです。もう一度、lsblk で確認。
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[root@pig-log ~]# lsblk NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINT xvda 202:0 0 29G 0 disk └xvda1 202:1 0 29G 0 part / ★ |
パーティションが拡張されました!(↑)。ファイルシステムはまだ(↓)
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[root@pig-log ~]# df -hT ファイルシス タイプ サイズ 使用 残り 使用% マウント位置 devtmpfs devtmpfs 474M 0 474M 0% /dev tmpfs tmpfs 492M 0 492M 0% /dev/shm tmpfs tmpfs 492M 412K 492M 1% /run tmpfs tmpfs 492M 0 492M 0% /sys/fs/cgroup /dev/xvda1 xfs 10G 1.5G 8.6G 15% / ★ tmpfs tmpfs 99M 0 99M 0% /run/user/1001 |
ファイルシステムを拡張します。
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[root@pig-log ~]# resize2fs /dev/xvda1 resize2fs 1.42.9 (28-Dec-2013) resize2fs: Bad magic number in super-block while trying to open /dev/xvda1 Couldn't find valid filesystem superblock. |
これでファイルシステム拡張のはずが、なんだかエラーが出てしまいました。。。
ファイルシステムがxfsの場合は、xfs_growfs を使用するのでした。改めて。
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[root@pig-log ~]# xfs_growfs -d / meta-data=/dev/xvda1 isize=512 agcount=6, agsize=524159 blks = sectsz=512 attr=2, projid32bit=1 = crc=1 finobt=1 spinodes=0 data = bsize=4096 blocks=2620923, imaxpct=25 = sunit=0 swidth=0 blks naming =version 2 bsize=4096 ascii-ci=0 ftype=1 log =internal bsize=4096 blocks=2560, version=2 = sectsz=512 sunit=0 blks, lazy-count=1 realtime =none extsz=4096 blocks=0, rtextents=0 data blocks changed from 2620923 to 7601659 |
問題なさそうですね。確認してみます。
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[root@pig-log ~]# df -hT ファイルシス タイプ サイズ 使用 残り 使用% マウント位置 devtmpfs devtmpfs 474M 0 474M 0% /dev tmpfs tmpfs 492M 0 492M 0% /dev/shm tmpfs tmpfs 492M 412K 492M 1% /run tmpfs tmpfs 492M 0 492M 0% /sys/fs/cgroup /dev/xvda1 xfs 29G 1.5G 28G 5% / ★ tmpfs tmpfs 99M 0 99M 0% /run/user/1001 |
/ が 29GB で認識されていますので、成功したようです!
まとめ
便利ですね。使いたい分だけ好きなだけ?
サーバリソースって、長期間運用していると当初の想定・設計からはどうしても乖離してくる部分があるので、こういうの助かるんですが、お客さんの思想がこれが当たり前となってくるとそれはそれで。。。まぁでも運用側もコレに助けられることもあるので、やっぱり便利で良いですね!
では!
参考:https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSEC2/latest/UserGuide/recognize-expanded-volume-linux.html
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