社内で使うためのGitLab環境を構築したときのメモです。
GitLabって日本語に対応してないんですよね。純日本人にはちょっととっつきにくいというか、みんなで使おうよっていって建てても英語だとみんな触りたがらないという。。。じゃ日本語化しましょう。っていうかGitHubにアップされているパッチがあったのでそれを使わせていただきます。
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GitLab 構築
環境
- CentOS 7.4
- GitLab 9.1.4
- Selinux無効
RubyのバージョンとかGitのバージョンとかは書きません。GitLabをインストールするときに全部自動でやってくれる。
GitLab インストール
日本語化とかGmailの設定とか以外の基本的な構築の部分は、GitLab公式 に手順があります。が、知ってないとわかりずらいことがあったり、今回は日本語化するためにそのままの手順ではできなかった。
まずは、順番に説明。
公式では、openssh-serverいれて、sshd いれて、postfix いれて・・・となっているけど、CentOSミニマムでどれも入っているのでスルーします。
また、今回はメールはGmailを使うのでpostfixは無効にします。社内のイントラで使うのでfirewalldも無効に。
続いて、リポジトリの追加をやってくれるスクリプトを実行します。便利です。
↑のスクリプトのパス(URL)は公式のページのものとは違います。どこがちがうのかというと gitlab-ce と指定してます。GitLabって有償版もあるんですね。有償版は gitlab-ee です。恥ずかしながら知らなかったので、公式ページのコマンドをそのまま実行して次のgitlabインストールの時にうまくいかなくてあれ??ってなりました。。。無償版を使う場合は↑をそのままで大丈夫です。
次に、gitlab-ce をインストールするのですが、今回は日本語化したいという要件があります。日本語化パッチがGitHubにアップされていたのでそれを使わせてもらうことにしたのですが、9.1.4 までの対応となっています。対して、GitLab の最新Versionは10.2.x くらいです(2017/12現在)。開発者の方からは完全に一致するVersionじゃないと適用できない、とのことなので、GitLab本体の方のVersionを落として9.1.4をインストールすることにします。
そのために GitLabのページ から対象Versionのパッケージを探してインストールします。
--nogpgcheck のオプションは、パッケージ gitlab-ce-9.1.4-ce.0.el7.x86_64.rpm は署名されていません のエラーがでるので付けます。
以下のメッセージが出ればインストール完了です。らくちん。説明の通り、gitlab-ctl reconfigure を実行すればGitLabを起動できますが、今回は日本語化およびGmailの設定をするので、まだ起動しません。
Thank you for installing GitLab!
GitLab was unable to detect a valid hostname for your instance.
Please configure a URL for your GitLab instance by settingexternal_url
configuration in /etc/gitlab/gitlab.rb file.
Then, you can start your GitLab instance by running the following command:
sudo gitlab-ctl reconfigureGitLabをインストールしていただきありがとうございます!
GitLabはインスタンスの有効なホスト名を検出できませんでした。
external_url
を設定してGitLabインスタンスのURLを設定してください
/etc/gitlab/gitlab.rbファイルの設定。
その後、次のコマンドを実行してGitLabインスタンスを起動することができます:
sudo gitlab-ctl reconfigure
日本語化
日本語化パッチは以下にアップされております。感謝。
https://github.com/ksoichiro/gitlab-i18n-patch
手順としては、パッチファイルをダウンロードして解凍して適用します。必要となる patchコマンドなどは入ってなければあらかじめインストールします。
たったこれだけ。感謝。
Gmail の設定(+@)
今回はメールサーバを動かさずGmailを使っちゃいます。余計な設定・運用が不要で手間が省けます。
設定ファイルは、/etc/gitlab/gitlab.rb です。
次に最低限の設定としてタイムゾーンの設定をします。
あと1点、URLの設定をしておきます。しなくても動きますが、ユーザを作成した時に指定したメールアドレス宛に飛ぶメールの中にGitLabのアクセスURLのリンクが記載されます。URLを指定しないとそのリンクからアクセスできないので、アクセスできないんだけど~という突っ込みがくることが予想されます。
イントラでIP運用の場合はIPを指定すればよいです。
ポートを変更する場合も同じくここで変更できます。デフォルトは80。
設定は以上です。
これで起動します。
/etc/gitlab/gitlab.rb のパラメータ変更後の反映をするときも↑のコマンドで設定反映できます。
WebUIの初期ログイン情報は以下です。
おまけ
GitLabのステータスを確認する。
GitLab の情報を確認する。
以上です。
↓↓↓ 持っていると便利な一冊。