CentOS7やRHEL7のNICの名称は デフォルトで enoXX や ensXX などとなっています。これを昔から馴染みのある ethXX とする手順を紹介します。変える理由としては、ぶっちゃけなんか気持ちわるい、だったり、お客さまからの要望だったり、くらいしかないのですが、XX の部分がすごい長い eno16854444 みたいな名称のバージョンもあるので変えたい気持ちもわかります。。。
あとは、RHEL 7.3 にアップデートした後にインターフェイス名が変更になり、ネットワークが起動しない という問題もあるようで、やっぱり変えたほうがよさそうですね。
NICの名称を変更する
概要
以下が手順の流れです。
- 「/etc/default/grub」の編集
- 変更の適用&再起動
- NIC設定の変更
手順詳細
まずは、変更前の状態を確認します。
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# ip a 1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN qlen 1 link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00 inet 127.0.0.1/8 scope host lo valid_lft forever preferred_lft forever inet6 ::1/128 scope host valid_lft forever preferred_lft forever 2: ens33: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc pfifo_fast state UP qlen 1000 link/ether 00:0c:29:7a:0d:52 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff inet 192.168.2.42/24 brd 192.168.10.255 scope global ens32 valid_lft forever preferred_lft forever inet6 fe80::ff17:6ce0:d757:b835/64 scope link valid_lft forever preferred_lft forever |
「/etc/default/grub」を以下のように編集します。
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GRUB_CMDLINE_LINUX="crashkernel=auto rd.lvm.lv=centos/root rd.lvm.lv=centos/swap rhgb quiet" ↓ GRUB_CMDLINE_LINUX="crashkernel=auto rd.lvm.lv=rhel00/root rd.lvm.lv=rhel00/swap rhgb quiet net.ifnames=0 biosdevname=0" |
変更を反映するために以下のコマンドを実行します。
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# grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg Generating grub configuration file ... Found linux image: /boot/vmlinuz-3.10.0-693.17.1.el7.x86_64 Found initrd image: /boot/initramfs-3.10.0-693.17.1.el7.x86_64.img Found linux image: /boot/vmlinuz-3.10.0-693.el7.x86_64 Found initrd image: /boot/initramfs-3.10.0-693.el7.x86_64.img Found linux image: /boot/vmlinuz-0-rescue-8b4ef5ef53f44a2da8f6c1a4481e3b60 Found initrd image: /boot/initramfs-0-rescue-8b4ef5ef53f44a2da8f6c1a4481e3b60.img |
再起動します。
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# shutdown -r now |
起動後に設定ファイルを確認すると以下のように特に変更されていない。。。中身もそのままとなっていた。
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# cd /etc/sysconfig/network-scripts/ # ll ifcfg-* -rw-r--r-- 1 root root 291 3月 11 00:17 ifcfg-ens33 -rw-r--r--. 1 root root 254 5月 3 2017 ifcfg-lo |
ネットワークマネージャで確認してみると以下。□□□□1というデバイスの設定ができている。これを編集します。
プロファイル名を eth0 と設定しIPなどをいれていく。設定が完了したら、もともとのプロファイル(ens33)は削除してOK。
ネットワークマネージャを終了して、ip address コマンドで確認してみると、デバイス名がeth0 と変更されている。/etc/sysconfig/network-scripts/ 配下のプロファイルも ifcfg-eth0 というファイルが生成されている。
まとめ
バグさえなければ個人的には ensXX や enoXX でよいと思うんだけどな~。だってそれが7の仕様なんだから。その仕様が適切なものになるように開発をしてほしいものです。末端の構築する者にとってはその工程がなければあと1時間はやく帰れるのだ~。
以上です。
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