LinuxからWindowsのバックアップサーバにデータをアップロードする必要があるときなどに使えると思います。あとは、共有フォルダもLinuxマシンでsambaで共有している場合でも同じ方法でマウントが可能です。
LinuxマシンにWindows共有フォルダをマウントする方法
環境
- クライアント:CentOS 7.4
- 共有フォルダ:Windows Server 2016(またはLinuxでsamba共有)
手順詳細
事前に共有へ接続するためのユーザ作成や必要なパッケージのインストールを行います。
まずは、共有接続するためのユーザを作成します。Windowsのユーザです。共有の設定はできているとします。
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> net user test01 Password! /add |
ここからはLinux側での作業です。
cifs共有をマウントするために必要となる cifs-utils をインストールします。(samba-client は不要)
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# yum install cifs-utils インストール: cifs-utils.x86_64 0:6.2-10.el7 依存性関連をインストールしました: avahi-libs.x86_64 0:0.6.31-17.el7 cups-libs.x86_64 1:1.6.3-29.el7 keyutils.x86_64 0:1.5.8-3.el7 libldb.x86_64 0:1.1.29-1.el7 libtalloc.x86_64 0:2.1.9-1.el7 libtdb.x86_64 0:1.3.12-2.el7 libtevent.x86_64 0:0.9.31-1.el7 libwbclient.x86_64 0:4.6.2-12.el7_4 samba-client-libs.x86_64 0:4.6.2-12.el7_4 samba-common.noarch 0:4.6.2-12.el7_4 依存性を更新しました: krb5-libs.x86_64 0:1.15.1-8.el7 |
マウントポイントを作成します。
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# mkdir /mnt/win |
マウントします。
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# mount -t cifs -o user=test01,password=Password! //192.168.2.100/data/ /mnt/win/ |
マウントできているか確認します。
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# ls -l /mnt/win/ drwxr-xr-x 2 root root 0 11月 3 08:14 hoge1 drwxr-xr-x 2 root root 0 11月 1 21:20 hoge2 |
共有フォルダのフォルダが見えていますのでマウントできています。
エラーが発生したとき
以下はパスワードが間違えているときや、共有フォルダのアクセス権が足りないときなどに表示されました。
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# mount -t cifs -o user=test01,password=hogehoge //192.168.2.100/data/ /mnt/win/ mount error(13): Permission denied Refer to the mount.cifs(8) manual page (e.g. man mount.cifs) |
以下は共有した領域に接続するWindowsユーザにパスワードが設定されていないときに表示されました。
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# mount -t cifs -o user=test02 //192.168.2.100/data/ /mnt/win/ mount error(5): Input/output error Refer to the mount.cifs(8) manual page (e.g. man mount.cifs) |
基本的に空パスワードではマウントできませんが、以下URLで説明されているポリシーを変更する方法で可能となるようです。やるかやらないかは別として。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/418366
以上です。
↓↓↓ 持っていると便利な一冊。